Annoying dog/うざいイヌは小さくて白い、笑っている犬で、ゲームの作者、Toby Foxを代弁する犬である。
念のために説明しておくが「うざいイヌ」は蔑称ではなく、公式日本語訳である(後述のイベントで判明する)。
うざい犬はゲーム中に時々出現しては、登場人物(主にパピルスが多い)を面白い方法で邪魔する。
また、あるイベント中にアイテムとしても登場する。
グレータードッグ戦でも流れるBGM「DogSong」はうざいイヌを代表する曲である。
出現する場面[]
The Gauntlet of Deadly Terror[]
うざいイヌはスノーフルの手前のパピルスの一本橋の罠で出現する。
ほとんど危険な罠だらけの中、唯一危険なのかわからない罠として、うざいイヌは縄で吊り下げられている。
パピルス戦[]
うざいイヌはパピルスの特別な骨を咥えている状態でパピルスのSpecial Attack/スペシャルアタック中に登場する。
彼がうざいイヌを叱りつけると、骨を咥えたまま退場してしまう。この後、ウルトラかっこいいフツーのこうげき(通常より長い実質的なスペシャルアタック)の際にも登場する。
パピルスとサンズの家[]
主人公がキッチンのシンクに反応すると、パピルスはよりたくさんの骨を収納できるようにシンクを高くしたことを教えてくれる。
そのあと彼は主人公にシンクのドアを開けるよう促すが、開けてみると中に骨をしゃぶっているうざいイヌがいる。彼はうざいイヌを捕まえるよう叫ぶが、逃げられてしまう。
PS4版の場合、このシンクの中に入ることでいぬじんじゃのイベントを見ることができ、これはPS4のトロフィーコンプリートにも必要なイベントだが、ストーリーとの関連性は全くない。ちなみに、名古屋市には実際に伊奴神社(いぬじんじゃ)という神社が存在する。
Switch版では、みゅうみゅうというフィギュアが置かれている。恐らくアルフィーの好きなアニメのもの。これを調べると選択肢が現れる。「はい」を選ぶと、戦闘になる。
メタトンのテレビ中継(三回目)[]
ここではメタトンは様々な形をした爆弾を使って主人公を邪魔する。
その爆弾の中に、うざいイヌの尾を導火線にしたような爆弾がある。たたかうやこうどうで相手を選択する段階ではうざいイヌと表示される。解除中のテキストは「詳しいことは知らないほうが幸せだ。」で、解除成功時にも個別に「爆弾の解除に成功した!」ではなく「犬の解除に成功した!」である。
- うざいイヌボム じょうきょうを りかい していない。よゆうの ひょうじょう。 [ぶんせき]
- イヌを かいじょしろ! [エンカウント]
- ばくだんは まだかいじょ されていない! [戦闘中]
- ばくだん かいじょ しっぱい!かいじょゾーンを ねらえ! [たたかうかばくだんをかいじょするを行ったものの、ゾーンを外れる]
- イヌが かいじょされた! [たたかうかばくだんをかいじょするを行い、ゾーンに収める]
ピアノパズル[]
このイベントではアイテムとして登場し、ここで初めて名前を知ることができる。
ピアノパズルを解いた後、うざいイヌは登場する。
正しい音程で演奏すると、たからのへやへの隠し扉が開く。主人公がその部屋に入ると、メッセージなしでインベントリにこっそりうざいイヌが追加される。
うざいイヌがインベントリにいる間はでんせつのたからをとろうとしても「もちものに イヌがおおすぎて これいじょう もちきれない」というメッセージが表示され、Artifact/でんせつのたからを入手することはできない。
うざいイヌを使用、もしくは捨てると、画面上にうざいイヌが現れ、BGMDogsongを流しながらでんせつのたからを吸い込んで画面外に去っていく。イベント後、アイテム欄のうざいイヌはイヌのおとしものに置き換わる。
ちなみに、ここでデバッグやデータの改変を用いてアイテム欄のうざいイヌを消去した状態ででんせつのたからを取ろうとすると、「ありえないエラーです」というメッセージが表示され、再度調べると「たからは きえてしまった」というエラーメッセージが表示される(つまり、どうやってもでんせつのたからを取ることはできない)。
また、でんせつのたからの部屋において宝を調べる前にパピルスに電話をかけると、「この部屋はどうもウザい感じがする」と、この後の展開を示唆するかの様なセリフを聞くことができる。(パピルスは彼の戦闘中に犬に『スペシャルこうげき』を持っていかれたり、家のシンクにしまってあった骨を持ち逃げされたり、犬に対する嫌悪を少なからず抱いているようである)
また、うざいイヌがインベントリにある状態で生還したトリエルに電話を掛けると、インベントリから着信音が聞こえる。これによって、トリエルの電話がこの犬に奪われてしまっていることがわかる(だからトリエルの電話はいつもつながらない)
ハードモード[]
トリエル戦終了後、うざいイヌの会話イベントがある。彼女とのシリアスを投げ捨てたような会話は必見。
True Pacifist Route[]
エンディングにて"THE END"の文字が出た後、しばらく放置すると画面下にうざいイヌが出現する。Genocide Routeを1度でも完遂していた場合、出現しない。
こっそり出現している場面[]
- スノーフルのもりの、ワンボーを除く犬系モンスターの攻撃。
- コントローラーコンフィグ画面。現実時間の季節に応じて違うセリフを言う。
- スノーフル手前の木の裏を滑る道。確率で主人公の頭にうざいイヌ型の雪が乗っていることがある。
- モンスターギフトロットの装飾品。
- パピルスとのデートイベントの際の右上のレーダー。
- テミーのみせの背景にある写真たて
- アンダインの家の引き出しの中。
- かわのわたしの船。確率でうざいイヌ型ボートに変化する。
- ホットランドのL2エレベーター前でパピルスに電話を掛ける。(実際に出現するわけではなく、セリフとして言及される)
- 「MTTニュース」の背景にあるビル群の中。
- メタトンのカラータイルパズルの青パネル。稀にピラニアではなくうざいイヌが出現する。
- METAホテル最も右奥の部屋。ホットドッグを使用するとハッシュパピー、イヌのおとしものを使用すると犬の落とし物を二つ入手できる。ホットキャットを使うとうなり声が聞こえる。(実際に出現するわけではなく、セリフのみ。)
- ボスモンスター(トリエル,パピルス,アンダイン,メタトン)を全員殺害し、それ以外のモンスターを殺害していなかった場合のNeutral Ending。アズゴアの死後、白い犬が国王になったと電話で伝えられる(王になる可能性のキャラ全員のみが死亡している場合に犬が国王になる)。
- スノーフルの森のドアの奥。True Pacifist Routeのスペシャルサンクスを全て回避するとドアが開く。
- サンズの部屋の竜巻。低確率でうざいイヌが巻き込まれている。
- アルフィーとのデートイベントのゴミ捨て場の背景。
- ps4カスタムテーマ「いせき」。天井の光る石が確率でうざいイヌ型に変化する。
トリビア[]
- 通常、インベントリ内のうざいイヌはたからのへやかPiano Room/ピアノのへやでしか確認できないため、テミーのみせで売ったりすることはできないが、セーブデータを改変するとこれらの部屋以外でもうざいイヌをインベントリに入れることができる。[1]
セーブデータの不合理な変更及び破壊[]
"file0"や"undertale.ini"の値を不合理な組み合わせの値に変更すると、ゲームの起動時にうざいイヌが画面上に現れる。この画面は二種類ある。
- BGM「Dance of Dog」が流れ、画面中央をうざい犬が走る。ゲームを再起動すると曲のピッチが変わる。
- BGM「Sigh of Dog」が流れ、画面の真ん中で犬が眠る。
これらの画面はInaccessible Roomに行こうとした時や、Room326(Room_of_Dog)に行った時にも見られる。
「Dogcheck」の値でSAVE SAVEと部屋の組み合わせの整合性を確かめ、値が異常であれば、うざいイヌが現れ、プレイヤーはゲームを進められなくなる。Inaccessible roomsに入るためには、バイナリエディタを用いてDogcheckの値を変更しなくてはいけない。