Undertale Japan Wiki
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参考記事:Asgore_Dreemurr(Undertale Wikiより翻訳・加筆)


ネタバレ注意!
この記事には大きなネタバレ要素が含まれています。もしゲームをクリアしていないのなら、この記事を読むことはお勧めできません。
Human... It was nice to meet you.Goodbye.

ニンゲンよ… きみとであえてよかった。 さらばだ。

— アズゴア戦闘直前のセリフ


プロフィール[]

Asgore Dreemurr(発音[アメリカ英語]:/ˈæzgoɹ̠ ˈd͡ʒɹ̠iːmɝ/ [1] 片仮名:アズゴア・ドリーマー)は、地下世界を統率しているモンスターの王である。トリエルの前夫であり、アズリエルの父親で、Nルートでは最後のボス[2]である。

地下世界にモンスターを閉じ込めているバリアを破壊するため、7人の人間を殺してタマシイを集めようとしている。しかし、その性格は悪人とは程遠いものである。

外見[]

アズゴア・ドリーマー(以下 アズゴア)は大柄な体格のヤギを思わせる獣人型のモンスターで、黄金の髪と髭、2本の曲がった大きな角を持つ。 家族であったトリエルアズリエルに似た姿をしている。

鎧を着ており、金色ショルダーガードのついた紫色のマントと王冠を身に着けている。
戦闘では表情を隠し、花の飾りがついた赤いトライデントを使用する。

性格[]

アズゴアの性格は親切でのんきである。趣味はガーデニング。
好きな紅茶は"きんいろのはなのハーブティー"。彼の息子同様、話し方に癖がある。

だが息子アズリエルの死は彼の人生を変えてしまった。
彼は主人公に対し、互いのタマシイを巡って戦う必要があることを知りながら、 引き返して地下世界の別の場所を訪れる機会を与えるなど紳士的な応対をする。

彼は屈強な戦士であり、モンスターたちのために人間を殺すことは、 自分の義務だと考えているが、本心では誰も殺したくないと主人公に対して語る。
このためか、アズゴアの攻撃は主人公がHP1で踏みとどまっている間でない 限り死に至ることはない(つまりHPが2以上ある場合は瀕死になるだけで死なない)。

また主人公がもし地上に帰ることを諦めるならもう一度、 元妻と一緒に人間である主人公を息子として世話する用意があると告げる。

地下世界では、アズゴアは間抜けで優柔不断と言われながらも、 多くのモンスターたちに素晴らしい王様と尊敬されている(ネーミングセンスとイチャイチャを除く)。
誰に話を聞いてもいい人であると言われている。

彼は過去に生き、もう長い間、かつての妻と暮らすことができず孤独である。
人間のタマシイを集め、バリアを破ることがモンスターたちの希望だと考えている。 しかし、アズゴアは同時に誰かを殺すことをためらっており、7人目の人間がこないことを願っていた。
そのため、トリエルは、 彼を弱い君主であると断じ、快く思っていない。

戦闘能力に関しては、モンスターの中で最も強いとされている。が、自らが特訓をつけ以降も鍛え続けたアンダインに現在は抜かれている可能性がある[3]
これはアズゴア自身が温厚で戦いを好まないことも影響している。

彼が命を落とした場合、他のモンスターが地下世界の統治を行うことになるが、 いずれもアズゴアほどの支持は得られない。

戦闘中に手にした武器を実際に振るってタマシイを攻撃してくる数少ないモンスターの一人。
(Nルート時)不殺を目指しているプレイの場合、唯一主人公の攻撃で倒す必要がある相手である(HPをゼロにする以外の方法で戦闘を終わらせることはできない)[4]

ストーリー[]

「アンダーテール」での出来事が起こる前、アズゴアとトリエルは、 元々モンスターの王と女王として結婚していた。
人間との戦争により地上から追放された後にアズリエルという息子が産まれ、 義理の子として最初に落ちてきた人間も引き取っていた。

とある事件で二人の息子を失ってしまうという惨事がおき、 アズゴアは全ての人間が危険であると見なし、バリアを越え地下世界に落ちてきた全ての人間を 殺してタマシイを刈り取り、その力でバリアを破ろうと決心した。
それに愕然としたトリエルはアズゴアと決別し、女王としての地位を捨て、 落ちてきたいかなる人間も守るためいせきに隠居している。

主人公が地下世界に落ちてくる前、6人の人間のタマシイがアズゴアの手で刈り取られており、 遺体はかんおけに安置されている。

Nルート[]

えっけんのまで主人公と出会い、最後の戦いの時が近づくことを悟る。
結界までの2つの部屋を抜けると、主人公に戦いの前に他のモンスター達と話す最後の機会を与える。

そして、戦いの直前にアズゴアは保管している6つの人間のタマシイを見せ、 主人公のタマシイを保管する準備をする。そして戦闘に入るとすぐに、 プレイヤーの「みのがす」ボタンを破壊してみせる。

戦いの結果主人公に敗北したすぐ後、主人公の選択にかかわらず、 フラウィによってとどめを刺されてしまう。

Pルート[]

アズゴアとの戦闘が始まると、トリエルが妨害に入ってくる。このときの流れはゲームが始まってすぐ、 フラウィの攻撃を妨害したときと同じものである。
トリエルはアズゴアと主人公のどちらかがバリアを通り抜けるために殺し合いをすることを 阻止するために駆けつけてきたのである。

そして、「アズゴアがバリアを通り抜けるにはタマシイは1つだけで済んだはずが、それでも7つタマシイを集めてバリアを完全に消滅させることを選択し、問題を先送りにしようとした。」と 説明する。その後フラウィが現れるまでアンダインアルフィーパピルスサンズを交えてしばらく会話が行われる。

アズリエル・ドリーマーとの戦闘中、アズゴアは「まよえるタマシイ」の1つとして現れる。
ここで、アズゴアとトリエルの攻撃パターンに共通するものがあることが、はっきりとわかる。

戦闘終了後のエピローグで主人公に「地上でモンスターと人間とを繋ぐ大使になってくれないか」と尋ねる。
またTrue Pacifistエンディングにて、トリエルの学校の前で生け垣をパピルスの顔の形に 剪定している姿がうかがえる。

他のルートでは主人公の行動に関係なくアズゴアは死亡するので、彼を生存させることができる唯一のルートである。

Gルート[]

主人公が王座の間に着くと、アズゴアはフラウィらしき黄色い花に主人公が到着したという 旨の警告を受けていた事がわかる。そして、主人公が人間であるということが認められず、 「君はどんなモンスターなのか」と尋ねてくる。

主人公は話を聞かず唐突に戦闘に入り、コマンドも介さず一撃でアズゴアに致命傷を与えてしまう。
するとフラウィが突如地面から顔を出し、アズゴアに止めを刺しタマシイを破壊する。

戦闘[]

(参考記事:Asgore Dreemurr/In Battle(英語版))

戦闘開始時、アズゴアは「みのがす」コマンドを破壊してしまう。 (ただし、Gルートにおいては戦闘開始時点で既に「みのがす」コマンドは消えている)

戦闘を強制してくるため、他のモンスターのように彼を逃がす、という選択肢は取れない。 そのため主人公の攻撃で倒さなければならない。

攻撃パターン[]

アズゴアは、トリエルの攻撃を激しくしたような炎の魔法や、 手に持ったトライデント(三叉の槍)を使って攻撃してくる。

※ダメージ数は「防具なし&LV1」時のもの。

  • 小さな火の玉をらせん型に連ねてボード上部から放つ。2回に分けて放たれる。
    • 落ち着いて安全地帯を見極めるべし。8ダメージ。
  • 小さな火の玉が2~3個連なり、波うちながら次々と降ってくる(6ダメージ)。
    • 同時に、ボードの左右から「!」と書かれた危険地帯が表示され、直後に炎の弾幕が覆う(8ダメージ)。
    • 弾幕は一度の攻撃で3回(戦闘が進むと増加)、左右どちらに来るかはランダム。
  • 一部が途切れた火の玉の円が、画面外側からボードの中心に向かって収束してくる。8ダメージ。
    • 途切れた部分から抜ければ良いのだが、戦闘が進むと回転しながら迫ってくる上、
    • さらに進むとスピードが上昇するようになる。
  • アズゴアの手がボード上をなぞり、巨大な炎の玉を生み出す。炎の玉は1列揃ったタイミングで
    • 主人公のソウル目掛けてまっすぐ飛んでくる。上下2列同時に出現する/1列ずつ、
    • 4辺にランダムに出現の2パターンある。炎に当たると6ダメージだが、
    • 手そのものにダメージ判定はないので落ち着いて対処しよう。
  • 巨大な火の玉が花火のように拡散しながら迫ってくる。
    • 発生源が画面上部を移動していくので、慣れないと玉の軌道を予測するのが難しい。6ダメージ。
  • アズゴアの目が青もしくはオレンジに2回光り、直後にトライデントを2回振り下ろし、
    • ボード全体にダメージ判定を及ぼす。そのままでは6ダメージ喰らってしまうが、
    • トライデントの残像はアズゴアの目の光った順番通りに色が付いており、
    • 「青は止まる」「オレンジは動く」ように主人公のタマシイを操作すると回避できる。色の組み合わせはランダム。
    • 全部青ならアズゴアが憐れんでくれたのだろう。
    • 戦闘が進むと目の光る回数=振り下ろしの回数が3回、4回と増える。

テクニック[]

  • 以下の行動を取るとアズゴアの攻撃力と防御力を下げることができる。
    • 戦闘中にバタースコッチパイを食べる。アズゴアにトリエルのことを思い起こさせられる。
      • アズゴアの元に来るまでにバタースコッチパイを大事に残しておく必要があるので注意。
    • 「はなす」でアズゴアに3回話しかける。
      • ただし、それまで誰一人殺害していないことが条件。
  • 主人公のHPが2より多いときに致死ダメージを受けると、死なずにHP1で踏みとどまれる。
    • 既にHPが1であるときにダメージを受けると死んでしまう。
    • HPが1になるまで回復アイテムをとっておくのも手だが、同じターンに=一度の攻撃で何度も攻撃に当たると回復する間もなくやられてしまうので注意。
  • それまでにモンスターを一度でも殺害したか否かで、「はなす」の内容が変化する。
    • 殺害していない場合、主人公がアズゴアに殺された回数に応じてさらに内容が変化する。
    • ただし、アズゴアに対して「はなす」ができるのはNルートのみ。

人物関係[]

数多くのモンスターに慕われているため、ここに挙げた人物以外もアズゴアに関する話を聴ける。

トリエル[]

アズゴアの妻である。二人の息子が死に、彼が人間のタマシイを集め、 バリアを破る計画を宣言すると彼の元を去った。

かつての平和のころは相当なラブラブの夫婦関係であったようで、そのイチャイチャぶりはモンスターたちの間でも有名であり、98年度「おはなスリスリコンテスト」ではイヌカップルを抑え堂々の一位を獲得している。
また、真実のラボにあるVHSでもジョークを交えながら、子供ができたことを喜び合う夫婦の様子を知ることもできる。

アズゴアは現在も彼女に未練があり、忘れられずにいる。なお、アズゴアは彼女を呼ぶ時は「トリィ」という愛称を用いる。(ちなみに、仲が良かった頃のトリエルは「ゴアちゃん」と呼んでいた。

  • Nルートで生存している場合、彼の死後、代わって地下世界の統治に乗り出し女王として復位する。
    • この際、アズゴアとは逆に人間に親切にするようにモンスターたちに告げる。

アンダイン[]

アズゴアの部下である魚人の戦士。幼かった彼女を戦士として訓練したこともある。
幼いアンダインに対して、アズゴアは一切反撃をせず手を挙げなかったらしい。
彼女にずっと特訓を続け、鍛え上げた。

彼女いわくアズゴアと主人公はちょっと似ているらしい。

彼女は特にアズゴアを尊敬している一人であり、主人公に対してアズゴアを傷つけたら許さないとまで発言する。ただし上述の通りアズゴアと戦闘になった場合、アンダインの約束を破らないと戦闘は終了しない。

  • Nルートで生存しており、モンスター殺害数が多い場合は、彼の死後に地下世界の統治に乗り出したトリエルを追い出し、アズゴアの計画を引き継ぐと宣言する。

ガーソン[]

ウォーターフェルの洞窟で店を構える老探検家。
非常に長生きらしく、アズゴアの話も聞かせてくれる。
同時に彼がアズゴア以上の年長者であることもわかる。

  • 彼からはフワリン王という愛称で呼ばれている[5]
  • 彼曰く、国中を訪問して民と話をするのが好きな、お気楽で気のいい男。

アリゲッティ&キャッティ[]

METAホテルの傍の路地で店を出している二人組みの女性。
彼女たちからもアズゴアについて、とにかく良い人という話を聴くことができる。

メタトンに首っ丈の彼女たちも、アズゴアのことは大好きらしい。

アズリエル[]

アズゴアの実の息子。彼と同じような話し方に癖がある。

彼が死んでしまったことで、アズゴアは過激な決心をあらわにするが、他者の命を奪うことを嫌うアズゴアにそこまで言わせたということは、よほどアズゴアにとってアズリエルの死が許せなかったのだと思われる。

最初に落ちて来た人間[]

アズゴアの養子。最初に落ちて来た人間。
人間の子供だったにも関わらず実の息子アズリエルと同等に愛し、トリエルと夫婦で惜しみない愛情を注いだ。

アズゴアは彼を予言の天使、人間とモンスターの未来だと信じていた。

トリビア[]

以下の理由から、アズゴアは左利きであると推測される。

  • 戦闘の直前、「みのがす」コマンドを砕くために取り出すトライデントを左手で持っている
  • 戦闘中、赤いトライデントを構えている際、左手の方がより矛先に近い
  • True Pacifistエンディングにて、生垣の手入れをする園芸用ハサミを持つ手が左手
  • (本人であると断言されてはいないが)オープニングにて、アズゴアらしきシルエットもTridentを左手で持っている。
    • オープニングのモンスター側の指導者はシルエットだけで、アズゴアであるとは断言されていないものの、非常に体格・容姿共に似ており、モンスターの寿命の長さから考えてもアズゴア本人である可能性は高い。
  • GAME OVERで表示されるフレーバーテキストは死にかけたChara/キャラに対してアズゴアが呼び掛けていた言葉である。(セリフの音声も実はアズゴアのものと同じ)
  • Nルート又はPルートにおいて、ナプスタブルークのカタツムリ牧場の経営事情を聞く事ができる。ナプスタブルークによると「まえまで来ていたお得意さんは来なくなり、今では月に一回、けむくじゃらのひとが来るだけ」という。このけむくじゃらのひとこそ、アズゴアでは無いかと推測される(アズゴアは地底の人々との謁見や訪問を好んでおり、またアズゴアの好物はカタツムリであることから。ニューホームの冷蔵庫を調べるとカタツムリパイが入っている)。ちなみにナプスタブルーク曰く「パタっと来なくなったお得意さん」はトリエルのことだと思われる(夫婦ということもあるのだろうが、トリエルもカタツムリが好きらしい)。

注釈[]

  1. Toby Fox [fwugradiation] による2015年9月21日(JST)のTwitter上での発言より。 "personal pronunciation for some undertale characters (dont care if u say diff)" -いくつかのUndertaleのキャラクターの名前の読み方(違う読み方をしているなら気にしないで)-
  2. 1周目のみアズゴアの後にもう一つボス戦がある。
  3. はっきりと言及されているわけではない。
  4. この記述は厳密には間違いであり、HPゲージなどからわかるようにアズゴアの残りHPが残り僅かになったところで戦闘が終了する。
  5. 理由についてはPルートでのみ聞くことができる。
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