Napstablook/ナプスタブルークとは、ウォーターフェルに住むメランコリックなゴーストモンスターである。
このゲームの最初の中ボスとしていせきで出会うことになる。その後も度々出会うことになる。
目次
性格[編集 | ソースを編集]
ナプスタブルークは自尊心が低く内向的な、非常に陰気な性格をしている。
しかし、主人公を自宅に招いてもてなしたり、しばしば自分自身を咎めるなど、周囲に対して気を遣う礼儀正しい性格でもある。
例えいせき の戦闘で主人公に攻撃されていても、自宅を訪れた際は、主人公 を友達として扱ってくれる。
涙で帽子を形作るという「ヒヤリハット」という特技を持っている。
人物関係[編集 | ソースを編集]
従兄弟[編集 | ソースを編集]
ナプスタブルークには二人の従兄弟がいたが、二人とも現在は何処かに行ってしまっている。
一人はチュートリアル用のマネキンになると、もう一人も肉体を得るために出て行ってしまった。
アズゴア[編集 | ソースを編集]
人があまりこなくなった現在もカタツムリ牧場に良く来てくれる常連。
現在も月に一度来てくれるらしい。
ナプスタブルークいわく、けむくじゃらのひと。
トリエル[編集 | ソースを編集]
アズゴアの元妻でありカタツムリが好きな彼女こそが、パタッとこなくなったお得意さんであると思われる。
シャイレーン[編集 | ソースを編集]
従兄弟を通じて交友があったらしい。
メタトン[編集 | ソースを編集]
ナプスタブルークはメタトンのファンであり、よく彼の番組をテレビで見ている。
これはメタトンEX戦終了時、ほかの誰よりもいち早く電話をかけてくることからもわかる。
この時は珍しく、メタトンへの想いを多く語ってくれる。
ネタバレを含む可能性があります。 |
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実はナプスタブルークとメタトンは従兄弟である。 この家に入るにはアリゲッティとキャッティの店で売られているナゾのカギ を使って入ることができる。 メタトンEX戦でナプスタブルークに対して、「ブルっち」と呼ぶのも、この家での日記によって知ることができる。
そしてPルートのエピローグでは、メタトンは家に戻ってきておりナプスタブルークと共に家の前にいる。 |
ストーリー[編集 | ソースを編集]
Neutralルート/Genocideルート[編集 | ソースを編集]
ナプスタブルークは主人公がモンスターを全ては殺していなければ、いせきでの行く手を、大声で繰り返し「グーグー」と言いながら寝ているフリをして塞いでいる。
- 主人公が元気づけると、親しく接してくれたことを主人公に感謝し去っていく。
- 主人公がナプスタブルークと戦った場合は、主人公への気遣いでHPを減らしていたことを打ち明け、ぎこちなく去っていく。
主人公がナプスタブルークを元気づけた場合、モンスターを16匹殺す前にいせきの六つ穴があるパズル部屋へ入ったなら、中央下部の地下に出現する。話し掛けると "I fell down a hole... now I cant get up... go on without me... wait, ghosts can fly, can't they... oh well..." -あなに おちちゃっテ…たてなくなっちゃっタ…かまわず いってヨ… …あ そっか おばけだカラ… とべるんだッタ… はァ…- と言った後に消えていく。(あるモンスター曰く、蜘蛛と幽霊だけがいせきを自由に出入りできるらしい)
ナプスタブルークはその後しばらく登場せず、主人公がウォーターフェルのゴミエリアでぷんすかマネキンと戦っている際に戦闘に割り込んできて、ぷんすかマネキンに涙をぶつけて撃退してくれる。
しかしナプスタブルークはぷんすかマネキンとの戦いを主人公の"楽しみ"だと思ってしまい、"楽しみ"を邪魔してしまったことを謝り、自宅(アンダイン の家のすぐ東にある)へ招待してくる。
この時点から、ナプスタブルークはヘッドホンを装着する。
にっこりマネキンとの戦いには割り込んでこず、自宅への招待も無いが、にっこりマネキンと停戦した場合は、自宅で通常通り彼とのイベントを迎えることができる。
ナプスタブルークの自宅は、本人によく似た形をした青い家。その右隣にはおそろいの赤い家が隣接しているが、こちらは鍵がかかっており誰の家なのかはわからない。
自宅では、音楽を聴くことが出来る。また、彼(?)がCDのミックスに取り組んでいることを教えてくれる。
ナプスタブルークはゴーストサンドイッチを食べるよう差し出すが、ゴーストというだけあって生きている主人公は食べることが出来ずにすり抜けてしまう。
その後、ナプスタブルークは家族の慣習として、床の上で横になり、一緒にゴミの気持ちを感じようと提案してくる。
しばらく横になっていると、BGM と背景がリラックスする宇宙空間に変化する。
このイベントを体験するとつきあってくれたことをお礼を言ってくれる。
彼(?)の自宅では、CDを調べることで"ブルブルチューン ," "ブルブルウェーブ ," "グロすマスソング "の3つの音楽を聴くことが出来る。
- これらのどれかを流したまま自宅を離れると、アーロン とウォッシュア とエンカウントするが、BGMが戦闘曲に変わらずそのまま流れ続け、恐怖のあまり二体ともすぐさま逃げ出してしまうという特殊なイベントが発生する(この時、2体は流れている音楽を貶してしまう)。音楽はセーブポイントのあるエリアを離れることでも元に戻る。
自宅の東には家族が経営する「ブルーク家のカタツムリ牧場」があり、ナプスタブルークもいる。
以前はいとこと切り盛りしていたが、肉体を手に入れるために去ってしまい、今では彼(?)ひとりで働いている。以前は繁盛していたらしいのだが、お得意さんがある日を境にパタッとこなくなってしまい、客足が途絶えている。
ここではサンダースネイル のミニゲームを遊ぶことが出来る。
ホットランドでアルフィーから携帯電話を受け取った後しばらくして、NAPSTABLOOK22というアカウントからSNSのフレンド申請が届く。
恐らくは本人だろう。なお、申請を承認しようとしてもその前に申請が取り下げられ、結局フレンドにはなれない。
そしてコアのメタトンEX戦で視聴率を上げきり、メタトンが視聴者からの電話を募った時真っ先に電話をかけてくる。
メタトンの番組を欠かさず視聴していたことと、番組への感謝の意を示す電話を一番に掛けてくる視聴者がナプスタブルークである。
ここではナプスタブルークの言葉は波打ったテキストで表示され、メタトンは”NO, WAIT BL-/あっ まって! ブルっ…ち…!”と言いかける(公式日本語訳では言い切っている)が、これはナプスタブルークのニックネームが"Blooky/ブルっち"であることに由来する。
True Pacifistルート[編集 | ソースを編集]
エピローグにて、ナプスタブルークの姿がメタトン と共に彼らの故郷で確認できる。
彼はメタトンのサウンドミキサーとして雇われている。
スタッフロールでは、ナプスタブルークはメタトン、シャイレーン と共にツアー中である。
またエピローグ中、彼はアズリエル に吸収されていなかったため、主人公の名前を知らないということを話してくれる。
この時の会話でようやく主人公の名前を知ることになる。
トリビア[編集 | ソースを編集]
- 名前の由来について。
- Napstablook/ナプスタブルークの名前は"Napster bloke."の区切り方だと思われる(作中でもナプスタブルークはブルーク家の一員とされている)。
"Napster"は、ミュージックファイルの共有を目的としたピアツーピアのファイル共有サービスのデファクトである。この単語はナプスタブルークのコンピュータが"music-sharing forum"になっていることや、ナプスタブルークの音楽への親和性に関連する。
"blook"の部分については、"Dapper Blook"は"dapper bloke"の言葉遊びと考えられる。"dapper bloke"はシャープに着こなした人物(主に男性)を指す言葉である。
または、"Blook"は"spook"(幽霊)に由来しているのかも知れない。 - あるいは、ナプスタブルークの名前は主人公が初めて遭遇した時に関連しているとも考えられる。いせきにおいて、ナプスタブルークは主人公の通り道で寝ており、迂回することが出来ない。それはつまり、naps to block(昼寝してブロックする)が名前の由来になっているということである。
- Napstablook/ナプスタブルークの名前は"Napster bloke."の区切り方だと思われる(作中でもナプスタブルークはブルーク家の一員とされている)。
- 最初の命名時に"Napsta"か"Blooky"と命名すると、 "............ (They're powerless to stop you.)"(彼(?)は貴方を止める力を持っていない)と表示されるが、その名前でスタートすることはできる。
- ナプスタブルークを倒すと"lose 1 experience point,"と表示され、EXPは上下しない。
- よって、ナプスタブルークを倒してもTrue Pacifistルートに進めなくなることはないし、 experience point(経験値)とEXPが同じものではないことの示唆になっている。
- ナプスタブルークをみのがしても、Genocideルートに進めなくなることはない。
- これらは彼がゴーストであり殺すことはできないからであると思われる。