参考記事:Papyrus and Sans's House (Undertale Wikiより翻訳・加筆)
パピルスとサンズの家(Papyrus and Sans's House)はスノーフルの端にあるクリスマス装飾の建物で、パピルスと友人になると出入り出来るようになる。建物の左にサンズとパピルスの郵便受けが立っている。(散らかっている方がサンズ、空で片付いている方がパピルス)
家の中ではパピルスとデートすることができ、このイベントは一部のルートやイベントのフラグにもなっている。
アンダインと友人になると家の前に彼女とパピルスが並んで立つようになる。
1階[]
建物の1階は共有スペースでリビングとキッチンがある。
リビング[]
リビングにはテレビ、くたびれたソファ、ジョークの本、石(ペットロック)、汚れた靴下がある。
- パピルスいわくテレビでよくメタトンのクイズ番組を視聴しているらしい。ただし主人公が調べた時は常に放送時間外である。
- ソファを調べると20G入手する。(初回のみ)
- ジョークの本の中には量子物理学の本とジョークの本がマトリョーシカのように交互に入っており、主人公は何度か中身を確認した後見るのをやめてしまう。
- テーブル上の石はパピルスによるとサンズのペットで、パピルスが毎日エサのチョコスプレーをまぶしている。が、恐らくただの石である。
- 汚れた靴下の側に、付箋でパピルスがサンズに靴下を片づけるよう注意し、サンズがそれに適当な返事の付箋を返すといったやりとりの痕跡がある。
キッチン[]
キッチンにはオーブン、ゴミ箱、背の高いシンク、冷蔵庫がある。
- オーブンには空のパイ皿が入っている。
- 冷蔵庫は半分が「スパゲッティ」と書かれた容器で埋まっており、残りのスペースにはポテトチップスの空袋が1つだけ入っている。
- シンクの下は追加要素(後述)のエリアへの入り口になっている。
イヌじんじゃ[]
イヌじんじゃ(The Dog Shrine)はPS4、PS VitaおよびSwitch版での追加要素でうざいイヌを祀る神社である。キッチンのシンクの下に入り口がある。(バージョン差分)
PS版では1Gずつお賽銭を入れることができ、お賽銭の金額に応じてイヌじんじゃがアップグレードされる。全てのアップグレードを終えるには合計で350G 必要となる。一定額ごとにイヌじんじゃのオブジェクトが追加される、または社殿が豪華になりトロフィーが獲得出来る。
金額ごとのアップグレード内容 |
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Switch版ではお賽銭を入れるシステムはなくなり、代わりに放棄され破壊しつくされたイヌじんじゃとその背後に出現した赤と青(Switchのジョイコンと同じ色)の扉がある。この扉はメタトンEX戦を終えると入れるようになる。
なおPC版のゲームファイルにはイヌじんじゃのサウンドトラックが存在するため、開発当初からイヌじんじゃに関する何かしらのイベントを追加する予定であったことが伺える。
イヌじんじゃ内部にあるものは、トビー氏がUNDERTALEのイベントでファンからもらったものに因んでいる。
かくしべや[]
かくしべやはSwitch版の追加コンテンツでイヌじんじゃの扉から行くことが出来る。四角形の小さな部屋にぷんすかみゅうみゅうがいる。
2階[]
2階には廊下があり、西側にパピルスの部屋のドア、東側にサンズの部屋のドア、その間の壁にマンガチックな骨の絵画が飾られている。パピルスの部屋のドアには注意書きのラベルが大量に貼られている。サンズの部屋のドアは下の隙間から色の変わる怪しいもやが漏れ出している。(触れても問題はない)
パピルスのへや[]
パピルスのへや(Papyrus's Room)ではパピルスと友情を深めるイベントが発生する。
部屋の中にはレーシングカーのベッド、アクションフィギュアの棚、海賊の旗、本棚、デスクトップのパソコン、骨の入った箱があり、北側にウォークインクローゼットが備わっている。
- デート中にベッドを調べるとパピルスの夢の話が聞ける。
- デート中に骨の入った箱を調べるとパピルス戦の思い出が聞ける。(Gルート中断時に差分あり)
- 本棚にはパズルの作り方に関する難しい書籍や子供向けの絵本が並んでいる。
- パソコンを調べるとブラウザでSNSのページを閲覧していることが分かる。
- デート直後に電話をかけるとこのタイミングでしか聞けない会話が聞ける。
サンズのへや[]
サンズのへや(Sans's Room)は普段からカギがかけられていて入れないが、ある条件を満たすことで入れるようになる。
サンズのへや アンロック方法(攻略上のネタバレ注意) |
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サンズの部屋はEXPを全く入手せずにNルートの最後の審判を何度かループして受けることで入れるようになる。そのためには審判後に「リセット(本当のリセットではない)」して再度不殺Nルートで審判を受ける、または審判直前にセーブしておき審判後にゲームを再起動して再度審判を受ける、といった方法をとる必要がある。また、1回以上Nルートのエンディングを見ていること、そのセーブデータで不殺のNルートが進行していることも条件になっている。 |
部屋に入ると初回は明かりがなく、主人公は行き止まりのない暗闇をしばらく歩くことになる。一定時間歩き続けるとパピルスがやってきて部屋の明かりを点け、主人公が実は暗闇の中でランニングマシンの上を歩き続けていたことについて言及し、主人公がサンズにからかわれていること、自分もかつて同様の体験をしたことを語る。
部屋はひどく散らかっており、持続式トルネード、ランニングマシン、汚れた靴下の山、くたびれたマットレスとカバーのないまくら、手紙、ランプ、タンスが置かれている。タンスを調べると引き出しに入ったぎんのカギを入手する。
- トルネードが巻き上げるゴミにはいくつかパターンが存在する(まれにうざいいぬがトルネードに入っていることがある)。
- ランニングマシンにはサンズが書いたメッセージが貼ってある。「アンタは からかわれてます。バーカ バーカ」
- マットレスの上のシーツはなぜかくしゃくしゃに丸めて結ばれている。
- 手紙はサンタ宛てのお礼の手紙である。
- ランプのソケットには電球の代わりに懐中電灯が刺さっていてしかも電池が切れている。
- タンスの引き出しにはぎんのカギ以外に、衣類やトロンボーンが詰め込まれている。
パピルスのものおき[]
パピルスのものおき(Papyrus's Toolshed)とは、パピルスが敵を捕えるための監獄、または犬小屋、もしくは客室、つまり「もの」すごくかっこいい「もの」おきであり、要するに彼ら兄弟のガレージである。雪のトンネルを挟む家の右隣に建てられている。主人公がパピルス戦で敗北し捕まるとこの物置に閉じ込められる。主人公が敗北する毎に物置の内容が少しずつ変化する。(3回まで)
1回目に捕まった時(初期状態)は、カリカリのドッグフード、キュウキュウ鳴く犬用のおもちゃ、眠るには小さすぎる寝床がある。書置きには閉じ込めたことへの謝罪と、アンダインが到着するまで自分の家のようにくつろいで欲しいといった内容が書かれている。英文を見る限り高級ホテルを意識していることが伺える。檻は隙間が大きすぎてスノーフルのもりのバリケードと同様に簡単に間を抜けることが出来る。(というよりまったく意味がない)
2回目はドッグフードに刻んだホットドッグが混ぜ込まれており、書置きには脱獄する前に相談してほしいことや、そのせいでひどく心配し少し「ホネにきている」といった内容が書かれている。
3回目は書置きのみ変化し、主人公が泊まる場所を探しているならそう言って欲しいという内容になる。
ちなみに2回目の書置きの「ホネにきている」の原文は"BONETROUSLED"であり、パピルス戦のBGMと同じ表現が使われている。また、それぞれの書置きの内容はスノーフルのホテルの利用を促すヒントと思われる。
パピルスに3回敗北すると彼の方が面倒になり、以降はパピルス戦の前の会話で戦闘をスキップするかどうかの選択肢が表示されるようになる。
アンダインと友人になっている(家の前にアンダインとパピルスがいる)状態で物置を調べると、パピルスとアンダインの「『もの』すごくかっこいい『もの』おき」についての会話が聞ける。(ものおきネタのジョークにはこまらない!)
なおチート(セーブデータの書き換え)で物置に入ると書置きが専用のものになる。(WHAT!? THAT'S IMPOSSIBLE.)「なっ!?ありえん!」(これらはエラーメッセージである)
ものおきは常に内側から鍵がかかっている。だが、主人公が閉じ込められ、脱出した際も内側から鍵がかかっている(1人で内側から出たのだから内側から鍵がかかっていることはあり得ないのだが…)。
サンズの研究室[]
サンズの研究室(Sans's Workshop)は彼らの家の地下にある。家の裏側にある鍵のかかった扉を「ぎんのカギ」で開くことで入れるようになる。
サンズの研究室 詳細(設定上のネタバレ注意) |
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小ネタ[]
- サンズはペットに小石を飼っているが、世話はほとんどパピルスがやっている。この石は公式Tumblrのサンズの投稿でもネタにされている。[2]
- パピルスとのデート中にサンズはトロンボーンを吹いてくる。
- キッチンのゴミ箱のゴミは「ゴミー」という名前(英語版では"Trashy")でいつでも気軽に訪ねることが出来る。
- パピルスの部屋では作中どのタイミングでもBGMが再生されず、エピローグ中にすべてのエリアで流れる"Reunited"すら流れない。
- 建物右側にはバルコニーらしきものが見えるが作中でそこに行くことは出来ない。
- パピルスが家の前にいる状態でパピルスの郵便受けを調べるとパピルスが反応する。また、「アンダインの手紙」または「アンダインレターEX」を所持した状態で郵便受けを調べるとアンダインとパピルスのやり取りが見れる。[3]
- サンズの部屋の持続式トルネードの中に時々うざいイヌがいる。(5回程の出入りで確認可能)
- 主人公が初めてシンクを調べた時、うざいイヌが驚くタイミングでいぬのしっぽがシンクの右側を貫通する。
- イヌじんじゃとイヌじんじゃのアップグレードで追加されるアイテムのうちいくつかは、製作者のToby Fox氏が日本でのUndertale関連のイベントに出席した際、本人がTwitterに投稿した日本ファンからの贈り物との関連が見られる。ツイートのコメントでも「2切れのロープといくつかの設計図」("two pieces of rope and some blueprints")について言及している。[4] [5]
- Switch版にて、ぷんすかみゅうみゅうがいる扉がまだ開いていない状態で調べると「ふしぎなちからでふういんされている」というメッセージと不気味なピアノの音が再生される。これはクロノトリガーでゲームの進行が不十分な状態で黒い宝箱を開けようとしたときと同じであり、同作のオマージュと思われる。
- 一番最初にサンズの部屋に入る時は真っ暗であり、しばらく暗闇を歩いていると突然明かりがつき、パピルスが顔を出す。この時、パピルスは自分のアクションフィギュアとサンズを探しにくるが、その際「ねえお兄ちゃん、“ボク”のアクショ…」と喋る。パピルスの普段の一人称は「オレさま」であるが、それ以外の一人称を使っているのは後にも先にもここのみである。パピルスは普段のサンズとの会話でも一人称を崩さないため、近親者(≒サンズ)と素で会話する時のみ一人称を使い分けているようである(一人称を使い分けているのは公式日本語版のみ)。
参照
- ↑ 英語版より:(There's a photo album inside the drawer.) (There are photos of... Huh?) (A card is sticking out from the back flap of the binder.) (It's a poorly drawn picture of three smiling people.) (Written on it...) "don't forget." - サンズの研究室、1番目の引き出し
- ↑ they say those without blame should cast the first stone. but… my stone’s covered in sprinkles.(非のない者だけが石を投げろってよく言うだろ。ま、オイラの石はチョコスプレーまみれだけどな。) - Tumblr
- ↑ Undertale- Giving Undyne's letter to Papyrus.(アンダインの手紙をパピルスの郵便受けに入れてみる) - YouTube
- ↑ Just got back from Japan. There was an UNDERTALE event last weekend and I received a "dog shrine" box of items from fans. Thanks everyone(先ほど日本から戻りました。先週末のUNDERTALEのイベントでファンの人から「イヌじんじゃ」ボックスをもらったよ。皆さんありがとう。) - Twitter
- ↑ customs guy at airport: "excuse me sir why do you have two pieces of rope some blueprints in here"(空港の税関職員「失礼ですが、この2本のロープと設計図はどういったものでしょうか?」) - Twitter