参考記事:Underground (Undertale Wikiより翻訳・加筆)
地底の世界(Underground)はUndertale本編の舞台となる巨大な地下空間で、モンスターたちはこの世界に王国を築いて暮らしている。主人公(とプレイヤー)は作品を通してこの地下世界を冒険する。
かつてニンゲンが作り出したバリアによって出入り口が封じられており地底側から地上へ行くことは出来ない。主人公を含むニンゲンたちはプロローグのようにイビト山の穴を通って地下世界へ落ちて来たと思われる。
地下世界は国王アズゴアによる統治がなされ、かつての妻トリエルも過去に王妃として良く国を治めていた。地下ながらそれぞれに気候が異なる多彩なエリアが存在し、主人公が降り立ついせき、常冬の森林地帯スノーフル、滝と洞窟が連なるウォーターフェル、灼熱の岩場ホットランド、高度技術が集結するコア、王都であるニューホーム等がある。
歴史[]
かつてニンゲンはモンスターとの戦争に勝利し全てのモンスター達を地下に追いやった。その際モンスター達を逃がさないようバリアが張られたが、バリアは外からの侵入は容易いという性質を持っていた。閉じ込められたモンスターたちは状況を受け入れ、地下世界で静かな日々を過ごしていた。
ある日ひとりのニンゲンがイビト山で植物のツタに足をとられ、転がり落ちた穴から地下世界にやってきた。それをアズゴアとトリエルの息子アズリエルが発見し、ニンゲンを新しい家族の一員として迎え入れた。ところがある時ニンゲンが重い病気にかかり死んでしまった。ニンゲンの最期の願いはもう一度故郷の花畑を見ることだった。アズリエルは死んだニンゲンのタマシイを体に取り込みバリアを通り抜ける力を手に入れると、ニンゲンの亡骸を抱えて地上に出た。しかし地上のニンゲンたちはアズリエルがニンゲンを殺害したと勘違いして彼を攻撃し、アズリエルは亡骸を抱えたまま地下へ帰ることを余儀なくされ、攻撃で受けた傷が原因で間もなく彼も命を落とした。
事件を受けて、アズゴア王は我が子を奪われた怒りから地下世界を脱出し地上のニンゲンと戦うことを宣言した。また、地下世界に落ちてきたニンゲンは一人も逃さずタマシイを奪い、ニンゲンのタマシイを7つ集めてバリアを破壊する計画を立てた。一方王妃のトリエルは彼の粗暴な計画に心底腹を立て、王妃の立場を捨てアズゴアとも離縁した。
単身となった後もアズゴアは国を統治し、トリエルはいせきに身を隠して表に姿を見せなくなった。それから時が経ち、作中の物語が始まるまでに6人のニンゲンが地下世界を訪れ、トリエルはその度にニンゲンをいせきに匿おうと試みた。だが結局は全員がいせきの外に出てモンスターたちに殺され、アズゴアにタマシイを奪われることになった。
そして8人目のニンゲン、すなわち主人公が地下世界にやってきたところからUNDERTALEの物語が始まる。他のニンゲンたちがたどった運命とは異なり、このニンゲンはケツイの力で様々な困難を乗り越えながら地下世界を冒険し、時には友人として、あるいは敵として多くのモンスター達と出会う。そうした旅の果てに、主人公はアズゴアが待つバリアのふもとに辿り着く。ここで何が起きるかは道中の行動により分岐する。
ルートによる分岐(ストーリー上のネタバレ注意) |
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詳細記事はこちら: エンディング
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小ネタ[]
- 地下に落ちた8人のニンゲンたちは「不思議の国のアリス」をモチーフにしたものと思われる。
参照
- ↑ 主人公がどのように地下世界を脱出したのか描写はなく、またメッセージの時点で主人公が地下世界を離れてからしばらく月日が経過していることが伺える。