このページでは、 music に記載されていない、 Undertale本編では使用されなかった曲をリストアップしています。
Sound Test(サウンドテスト)[]
スノーフルのもりの中の「ボックスのみち」にて、北側のエリアに進んだとき、undertale.ini
のFUN値が65に設定されていたときのみ50%の確率でサウンドテストに遭遇する。
サウンドトラックにある曲は、単純な8bit調の3秒くらいのメロディーの繰り返し。ゲーム本編で使用されることがなかったものだと思われる(が、Happy TownやMeat factoryなど、そういった施設や街などの構想があったかどうかは不明であり、ただ単にジョーク的な意味合いで作られた可能性もある)。
サウンドテストで一度ガスターのテーマを選んでしまうと、他の曲は聴けなくなってしまう。
以下の4曲が、サウンドテストで聞ける曲である。
Meat Factory / ミートファクトリー[]
ファイル名は "mus_st_meatfactory
"。
Happy Town / 幸せの街[]
ファイル名は "mus_st_happytown
"。
Trouble Dingle / トラブルメッセージ[]
ファイル名は "mus_st_troubledingle
"。
Gaster's Theme / ガスターのテーマ[]
上記の通り、この曲を選択すると、それ以降他の曲は聞けなくなる。 この曲を聞き終わると画面に"ごいけん ありがとう ございます!それでは また!"と表示され、サウンドテストの部屋から出る。(ファイル名は"mus_st_him
".)
その他[]
abc_123_a[]
(和訳)
やあ。へへへへ、このゲームを尊重して台無しにしないでくれ。君のような詮索好きな人のせいで、こんにちまで謎を隠すことが不可能だ。これは、私たちの間だけの秘密にしよう。もし君が、これをネットに投稿することがあれば、私はこれ以上秘密を作れない。誰も感動しない。そして、それは全て君のせいになる!へっへっへっへっへっへっへ
このファイルは、FL Studio 11 シンセサイザーからの 7 つの合成音声が英文の読み上げとして使用されており、ゲームのいかなるネタバレ(≒ゲーム攻略の手順、ストーリー内容や没ファイルなど)をもインターネットに投稿しないよう警告するメッセージであった。 このファイルの名前は、ファイルに存在する他のすべての .ogg 形式の音楽および効果音ファイルが "mus_" または "snd_"から始まる中で唯一別の名前が使用されており、ローカルファイルの名前昇順ソートで一番上に来る様に配置されている。これは、ローカルファイルを閲覧したプレイヤーに、特に印象付けさせるためにこう配置されているのだと考えられる。
UNDERTALE発売から僅か6ヶ月後、UNDERTALEはver1.001にアップデートされたが、それと同時にこのファイルもファイル名末尾に.oggがつけられ、ファイルの音声も変わってしまった。abc_123_a.oggは、頭と末尾の笑い声を残したまま、途中の警告文も全て判読不能なほど断片的に切り取られている。これは、警告音声をファイル内に設置したにも関わらず、ゲーム内容や隠し要素のネタバレが早々にネット上に出回ってしまった結果だと思われる。
mus_smile[]
この音声は、W.D.ガスターによる実験の報告書の1つ、「報告書17番」こと room_gaster でのみ再生され(この部屋のみと書いたが、詳細は後述する)、保存ファイルの編集またはデバッグ モードからのみアクセス可能である。 非常に不快な雑音に聞こえるが、1000%倍速すると、ピッチを 2 倍にしてマフェットの笑い声を流し、それらを逆再生したものと通常再生したものを組み合わせたものであることが分かる。なぜマフェットの笑い声が使用されたのか?また、なぜこのような精神的不快や恐怖を伴うようなサウンドになっているのか?それは謎に包まれている。
このトラックについてはいろいろな考察がなされているが、公式からの明言はされていない。
(以下は別ゲームの話になるのでネタバレ注意。詳しくはこちらも参照して頂きたい)
Undertale内では、携帯で電話をかけた際にはNPCが電話に出るか、誰も出ないか、電源が入らないかの3択であるが、姉妹作品であるDeltaruneでは、異世界において電話を掛けようとするとこのトラック(mus_smile)が5〜10秒ほど流れる(人によっては精神的恐怖要素、びっくり要素となりうるので注意)。電話が繋がるのは表世界のみであり、異世界のどこに居ようが電話は繋がらない。このトラックはUndertale内で没(未使用)となったもののDeltarune本編に使用された、珍しいトラックである。
grandpasemi[]
このファイルは、もともとUndertale Demo(先行配信された体験版)内で「grandpasemi.ogg」として発見されたもので「Metal Crusher」の前奏に酷似している。 Undertale version1.001の時点で、この音声ファイルは効果音の形で「grandpatemi」(GrandpasemiをTemmie風にもじったもの)としてファイルに入れられており、テミーとの戦闘中に手ミーフレークスをあげないとこのトラックが再生される。
もともと「Grandpa semi」は、スケルトンの没NPCであり、帽子をかぶり杖をついているNPCとして構想があった。しかし、本編には登場していないため(公式ガイドブック等には存在が確認できる)、なんらかの理由でお蔵入りになったと考えられる。しかし没NPCに使用されるはずのトラックはそのまま残されていたため、テミーに流用されるに至ったと推測できる。
Grandpa Semiは、Semi Serifというフォントを元にして作られたキャラクターであり、スケルトンであることからパピルスやサンズの祖父的なキャラクターとして登場する予定のキャラであったと思われる。Undertale Demoの韓国語版には、主人公がスノーフルのもりにおいてアルフィーから掛けられた「間違い電話イベント(Fun値によって発生)」の内容が、アルフィーではなくGrandpa Semiから掛かってくるようなシナリオが計画されていたことが窺える。このキャラクターが開発中に W. D. ガスターの登場(構成)によって没NPCになったのかどうかは不明。
mus_kingdescription[]
ゲームオーバー画面で流れる「Determination」は、8ビット調のテクノサウンドであるが、この没トラックはオーケストラ調の荘厳な響きで再生されるバージョンである。開発段階で没になり、ゲーム本編で使用されている8ビット調のサウンドに変わった。
mus_dance_of_dog[]
この曲は、踊っているうざいいぬがいるエラールームで再生される。 このエラー ルームにはSAVEファイルを変更することでアクセスできる(roomIDの変更などで入ることができる) 部屋に入るたび、曲の再生速度が変化する。
mus_sigh_of_dog[]
この曲は、眠っているうざいいぬ がいる部屋で再生される。 このエラールームに入るためには、セーブファイルを不適切に変更することでアクセスできる(実際に存在しない部屋番号に飛ぶように設定したり、このエラールームのIDを直接打ち込むことで侵入可能である)。
mus_star[]
この没曲は、スーパーファミコンで発売されたゲーム、 スターフォックスシリーズの作中で使用されたサウンドや効果音を用いて作られた。同じくスーパーファミコンで発売された マリオペイントの作中で使用された楽器のサウンドに似たものがある。その作曲ツールを使用して作られたDogsongのような曲である。
mus_f_part3[]
フォトショップフラウィ戦において使用されるBGM、「You’re Best Nightmare」の合間に挿入されるはずであった没曲。このトラックは実際には再生されず、"mus_f_part1"、"mus_f_part2"、"mus_repeat_1"、"mus_repeat_2" が繰り返して流れるため、削除された。フォトショップフラウィ戦の戦闘時間の短縮のためか、フラウィのボス戦に4 番目の場面(とらわれたタマシイを解放する場面)を含める計画があったのかもしれない。しかし、楽曲のみが実装される結果となり、この部分は未使用に終わった。しかしOST バージョンでは、「You’re Best Nightmare」の終曲部に曲の冒頭の部分が挿入され、繰り返されるようになっている。
mus_f_finale_1[]
フォトショップフラウィ戦における曲「フィナーレ」の未使用の前半部分である。この没トラックの代わりに「mus_f_finale_1_l」が再生されるため、このトラックは再生されない。 このトラックはフィナーレの最初の部分の短いバージョンであり、おそらくフォトショップフラウィ戦の第二形態の部分で死亡した際にプレイヤーがゲームを再開するときに再生されるものであったと思われる。 "mus_f_finale_1_l" は、おそらく "mus_f_finale_1" にIのIDを追加し、曲自体を長くしたものであると考えられる。
mus_piano[]
この曲は、Undertaleサウンドトラックに収録されている「Good Night」である。Undertale Demo のエンディング画面でのみ再生され、ゲーム本編やエンディングでは再生されない。
mus_ruinspiano[]
この曲はいせき内で流れる曲「Ruins」のメロディにバリエーションが加わったもの。ピアノのみで演奏され、原曲より遅いテンポになっている。このピアノで演奏されているトラックを別のものに置き換え、メロディのバリエーションを少なくしたものが原曲であると思われる。
ゲームファイル外のデータ[]
Alphys Lab (Unused)[]
未完成のまま放置されたアルフィーのラボで流れる曲の初期バージョン。 最終版では「Alphys」に置き換えられた。[1]未完のまま終わった理由は「別のゲーム(名前は伏せるが)のラボの曲に似ていたため」。
Undyne Battle (Unused)[]
アンダインの性格や詳細な情報が明確化される前の初期の戦闘テーマである。アンダインの「勇敢さ」や「視聴者(=プレイヤー)に与えるインパクト」が薄いと感じられたらしく、「Spare Of Justice」に置き換えられた。[2]
Dog Hole (Unused)[]
開発中に破棄され、後に公式Tumblrにアップロードされた未使用のトラック。[3]
Dogtroid (Unused)[]
この曲は、ゲームを速くクリアできた場合に再生され、メトロイドシリーズのオマージュかのようにビキニ姿のうざいいぬを見ることができたというシナリオを想定して作られたと言われている。(実装されることはなかった) [4]
メトロイドシリーズは、ゲームを一定の時間内にクリアできた場合、主人公のサムスがエンディング画面でアーマーを脱ぎ、ビキニ姿になるというエンディングがある。これは、そのオマージュであると思われる。(トラック名も「Metroid」と「Dog」を合わせたものになっている)
Undertale (Unused)[]
UNDERTALEの没バージョンである。6分にも及ぶ本編使用バージョンでは、フレーズの繰り返しが何回も行われているが、これは映画レッドライン[5]の劇中曲「レッドライン・デイ」 にトビーが影響を受け、ベースラインやギターの伴奏にアレンジを与えたとされる。この没バージョンは Memoryの基礎となった。[6]
Patient[]
この曲は、ウェブコミック「Homestuck」の未使用曲(Flashやウェブゲームの二次創作などでは、トビーフォックスが楽曲を作曲している)で、「Doctor」のライトモチーフを流用している。この没バージョンはのちに「Another Medium」として作り直され、ゲーム本編で使用されている。[7]
参照
- ↑ "This is an early unfinished version of Alphys’ lab. It sounded too similar to a certain lab song from another game, so I scrapped it. While I think the new one fits Alphys more, the last part of this one is actually pretty cool." - Undertale Tumblr. September 13, 2016.
- ↑ "I think this is the most finished-sounding of all the unused tracks. I made this before I really knew Undyne’s personality, so while the arrangement is good, I felt like it didn’t sound enough like being heroically punched in the face." - Undertale Tumblr. September 13, 2016.
- ↑ "Dog Hole" - Undertale Tumblr. September 13, 2016.
- ↑ "Originally I was going to make it if you beat the game fast enough, you’d be able to see the annoying dog in a bikini." - Undertale Tumblr. September 13, 2016.
- ↑ "@Phos_ That's actually correct." - Toby Fox. Twitter. September 13, 2016.
- ↑ "Before the song “UNDERTALE” was completed, it went through a completely different iteration. This version sounds a bit more sad, which I think would have been less effective. It wasn’t until I heard a certain song that I was inspired to completely change the chords and guitar accompaniment. This new guitar accompaniment then served as the basis for “Memory,” so we have a lot to thank that inspiring song for." - Undertale Tumblr. September 13, 2016.
- ↑ "not gonna use this for anything" - Toby Fox. Tumblr. October 9, 2012.
External links[]
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